はじめに 秘訣その1(対話法) [すべての可能性] その3(視点を変える)



その2はアリストテレスが駆使した手法です、、、アリストテレスの論理学(英語の単語は logic ロジック )。

他の可能性は?”---これが研究の仕方で2番目に大切な秘訣です。だから、アリストテレスの論理学なんかは知らなくてもいい!学問的な研究の時には、特に有力な可能性のことを偉そうに「仮説」とか呼ぶこともあります。だけど、一番大切なことは”全て”の可能性を考えること。

前のソクラテスの対話法は自問自答しながら答えにたどり着くやり方ですけど、数学のように答えがはっきりしているものを追い詰めるときに威力を発揮するやり方です。でも、もう分かってきたと思いますが、現実の問題は、答えがあるかどうかもわからないし、手がかりもないときには対話法が使いづらくなります。ポリアがまとめ直した対話法は数学の問題のように似たような問題と比較しながら進めるのに適していたんですネ!

現実の問題はもっと難しい!どこから手を付けるか?対話法に持ち込む前に前処理をしなければいけません。前処理に役立つのがこの第2の秘訣です。すべての可能性を列挙すること。それが、アリストテレスが完成させた論理学。でも論理学を全部勉強する必要はありません。

アリストテレスの論理学の特徴の一つはすべての場合分けをきっちりと付けることにあります。すべての場合は、Aか非Aに分けられる。Aであるか、Aでない、これですべての場合を含んでいます。昔、肝炎のウィルスは、A型、B型、非A非B、と3つに分けられていました。まだ、C型が見つからなかったときです。どこに問題があるのかよく分からない場合、その他の可能性を軽く見過ごしていけないということです。

実は、この辺りを書いていたときに、あのスペースシャトルの事故が起こったので、少し時間がたつまでホームページの更新ができなくなっていました。最初に大気圏再突入のときになぞの爆発を起こした事故の報告を受けて、どうして?ってみんな思いました。そこでNASAの技術者・研究者がしたことが、この秘訣です。最初に、ありとあらゆる可能性を全部考えて、一つ一つ検討して行ったことがニュースを見ていても伝わってきました。

1)事故?

2)テロリストが何かを仕掛けた?

3)故障?

4)操縦ミス?

5)???

すべての可能性を検討すること、これがが大切なポイントになります。可能性はこれで全部?“他の可能性は?”それぞれの可能性を現時点で得られる情報から当てはまるかどうか検討すると同時に、また、それぞれの可能性を否定しきれない場合には、それを更に細かく分類していかなければ、、、事故の可能性?どんな事故の可能性があるか、できる限り細かく分類していくこと。隕石か何かに衝突?どの部分の事故?エンジン?操縦室?胴体?羽?、、、現時点の情報と可能性をつき合わせていくこと。そのうちに、羽の部分の温度の異常な上昇とか、打ち上げのときにその部分に何か破片がぶつかっていることが分かってきた。

行き詰まったら、常に自問自答?他の可能性は?(本当は一人でしないほうがいいんですけど、、、NASAの人たちも皆で手分けして考えていきました。研究も戦略思考も、本当は一人でしないほうがいい。日本人って、皆で議論すること苦手?って、こういう教育とか訓練とか受けてないんですよネ。)

次はいよいよ第3の秘訣、視点を変える、、、



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