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買ったままの状態のA-ClassのALX430は慣性モーメントが小さく漕ぎ出しは軽いのですが高速巡航の維持が楽ではありませんでした。もっと正確に言うと速度30~35km/h辺りで急に重くなるような感じでした。後輪の微妙な振動がペダルに反作用となって戻ってくる様な感じでした。高速走行になればなるほどトルクも大きくせざるを得ないのでペダルに加えるトルクの強さと関連している現象のような感じでもありました(軽いリムは剛性が低くなるので大きなトルクをかけると歪む?ブログなどでは慣性モーメントの小さいホイールは高速巡航が苦手というコメントが非常に多いのでそんなものかと諦めていました)。それが少し手を掛けるだけで漕ぎ出し加速が軽いのに高速巡航も楽でオールマイティーなホイールに変身してしまいました。結果:ALX430スペシャルバージョンに乗ったら(右上の写真)、、、平均速度がOpen Proよりも更に0.5km/h位速くなった30km/h以上の高速走行がOpen Proと同様に楽しく感じられる20~30km/h程度の中速域では同じような走行感0~20km/h程度の低速域では加速が断然軽い7月27日のGP4000対Pro3Raceの報告で、ALX430とOpenProの2つのホイールの性能の差は以下の可能性に絞られていました:回転慣性モーメントの違いか、それとも剛性の違いか、ハブの回転精度の差(その他の可能性は?例えば、心理的要因?ALX430は加速が軽いのでついつい加速で頑張って最後は疲れて失速?)。実は以前から気になっていたことがありました。Felt-F5に初めから付いていたALX298Rはボヨンボヨンと弾力があってよく弾むホイールです;つまり、スポークテンションが低めで柔らかいホイールです。だけど、高速巡航を維持するのが楽でした。比べるとALX430は相当に硬いという印象です。スポークテンションが非常に高いのでハンドルを数センチ持ち上げて路面にホイールを落とすとガチガチで殆んど弾みません。Open Proはその中間です。そこで、高速巡航はホイール剛性と関連するのではないか?という可能性が気になっていました:ある意味で逆説的ですがスポークテンションを下げると高速巡航性能が上がる?今回、ALX430でこの可能性を試すことにしました(右下の写真)。前後輪全てのスポークで約180度(半ターン)ニップルを緩めた後に若干リム振れが出ますので振れ取りをしました(走り心地を確かめるだけなので振れ取りは0.5mm程度まで)。予想通り、踏出しが軽いのに高速巡航の維持も楽になりました(30km/h超での頭打ち感も消失してしまいました;踏み出し加速の軽さと高速巡航の維持性能は両立できるということです!)。更に、いつもの40km平坦路中心のコースを走ってみたら今年の最高タイムが出てしまいました。コース平均時速がOpen Proで走ったときよりも更に0.5km/hアップしてしまいました。オリジナルのALX430と比べると1.0km/hのアップです。プラセボ効果と切り捨てることが出来なくなってきました。このホイールに何が起こっているのでしょうか?1つの可能性は、スポークは柔らかい方がホイール外周部(リム+タイヤ)のフライホイール効果を維持し易い、ということです。平坦路を走っているときにフライホイールとして回転しているホイール外周部がハブ軸を経由して伝わる外乱(ペダリングや体の重心移動や風圧抵抗など)の影響を受けにくくなる、とも考えられます。高速巡航性能を重視するならスポーク張力はもう少し下げても良いような気もしますし、逆にホイール耐久性を考えたらもう少し上げるべきかも知れません。隣り合ったスポーク2本を指で握った感じではOpen Pro程度の張力です。スポークテンションが低めだと立ち漕ぎ(ダンシング)で坂を登るときなどに若干の不満を感じます。しかし、感覚とは裏腹に上りでも巡航速度がアップしています。更に、荒れた路面でも快適に走れます。耐久性と巡航性能をバランスさせる意味でスポークテンションには体重に応じた最適値があるのかも知れません(ヒルクライムと平地コースでは最適値が違うかも知れません)。自転車探検!というウェブサイト(スポークの項)によると22インチ以上の後輪のフリーホイール側と前輪では平均張力は400N以上ということになっているようです。系統的に最適値を調べるためにスポーク張力計を入手すべきときかも知れません。ということで、一先ずタイトル通り”ロードバイクで快適に速く長時間走るためのホイール”という青い鳥に巡り会うことが出来たような気がします。スポーク張力計を使わずに試す場合には比較のために複数のホイールを用意して自己責任でお願いします。体重制限があるかも知れません(多分、体重が75kg以上で衝撃を与えるような乗り方は要注意のような気もします)。もう既に最適なホイールに乗っている方はタイム短縮は期待出来ないかも知れません。補足1:(2008年8月12日)リム振れの問題。今回のALX430スペシャルバージョンは0.5mm程度のリム振れはそのままにしています。高速走行ではどのような影響が出るのでしょうか?この程度の振れなら脚がフレッシュで疲れていなければ45km/h程度の巡航なら問題なく出来ました(週末ライダーでも数分間なら可能でした)。この程度の速度ならこの位の振れは許容範囲内と言えそうです。振れていると言うことは全く体感できませんでした。ペダルが急に重くなるようなこともありませんでした(速度のアップと共に素直に重くなっていく感じでした;速度が落ちやすいということも特にありませんでした)。補足2:(2009年5月31日)自転車ホイールのバランスと高速走行の謎がほぼ9ヶ月後に偶然に解明されることとなります(多分)。 Open ProとALX430の高速走行の違いもこのバランスの差によること大のようです。自転車のホイールも自動車同様にタイヤを装着した状態で回転バランスを調整することの重要性が分かってきました。
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