ロードバイクで快適に速く長時間走るためのホイール(その13):軽量アルミホイールALX430でも速い!
07-June-'09 00:10
Age: 1 yrs



Category: Bicycle, Research



5月6日のホイールバランスの比較でALX430はセンサーマグネット1個では足りないことが分かっていました。また、マグネット無しだとバルブの位置を大体下にして止まるので1つ目は重心の反対側にして、2つ目を色々な位置にしてペダルを使った高速回転でも振動が出ないポイントを探りました。見つけたポイントは右写真のような状態です(下の追記1)。厳密に言うと、ほぼ完全に振動を抑えるのは2つ目も1つ目と大体同じ高さにしたときでした。しかし、マグネットが2つ共センサーを通過するようになるとサイクルコンピューターが狂うので2つ目は少し位置を外しました(バランスは僅かに狂います;70~80km/h辺りでは差が出るという感じです)。

ホイールバランスをとってから乗り比べて見たら、ALX430もOpenPro手組のホイールも18インチ小径ホイールも感覚的には殆んど同じような走り心地になりました。300~400m位の直線道路で加速してみました。普通に(シャカリキではなく)加速していくと、27インチのOpenPro手組のバランスしたホイールだと直線路最終で39~40km/hになりました。バランスしたALX430でも殆んど同じように加速して同じ速度に達しました。ALX430でも速い!OpenProよりも速いかも、、、高速走行の性能差は感じなくなりました。以前のアンバランス状態のALX430では35km/h辺りで脚に変な振動のようなものが伝わってきて頭打ち感が出てそれ以上の加速が急に重くなるような感じでした。そのようなことは全くなくなりました。大体バランスしている(?)ホイールと回転振動が出ない位にまでバランスしたホイールは全く別物という感じです。

「ALX430は漕ぎ出しが軽い」という以前の印象はバランスの崩れたホイールの効果による錯覚だったのかも知れません。バランスの崩れたホイールは大げさに表現するとバランスの崩れた円筒が転がるときと同じように”グリングリン”と転がります。転がりは重い部分が下から上に行く鈍いフェーズと上から下に重力で落ちる速いフェーズになります。ペダリングがシンクロするとリズミカルに加速していくことになります。今度のバランスしたALX430では漕ぎ出しもOpenPro手組のホイールとの差が殆んど感じられなくなりました。全ての速度域でひたすら滑らかに加速して行きます。

ALX430とOpenProのリムの重量(メーカー発表値で350グラムと435グラム)の違いは僅か85グラムの差です。タイヤ210グラム、チューブ55グラムとして、スポークの重量を除いた概算の慣性モーメントの比率は(半径が同じなので)リム・タイヤ・チューブの合計の重量比になります。計算してみると慣性モーメントの違いは14%弱です。軽量ホイールで加速が軽くて、、と言っても1割程度?慣性モーメントが小さい分速度が落ちやすい、、と言っても1割程度?脚の感覚では誤差範囲と言っても過言ではありません。実際に、ホイールバランスをとってみると、脚の感覚を研ぎ澄ましてもその程度の僅かの差しか感じられないように変化しました。

これまでの結果から、回転振動で調整するホイールバランス(特に後輪)は初心者や貧脚ライダーが真っ先に行うべきカスタマイズ(整備)と思えます。ALX430は漕ぎ出しが軽くヒルクライム向き、慣性モーメントが小さいので速度の維持が難しく高速巡航には向かない、云々というのは”都市伝説”に過ぎないという感じです。正しくホイールを整備すれば、殆んどのホイールはオールラウンドに使えるという感じです。1割程度の慣性モーメントの違いは殆んど誤差範囲内という感じです。

自転車のホイールバランスがとれると、、、

直進安定性が良くなる。
ペダリングが下手でも高速域まで滑らかに加速する。
フライホイール効果アップで速度が落ち難くなる。
多分、長距離ライドで疲れ難くなる。
多分、タイヤが長持ちする。

今まで、自転車関連のメジャーなブログや雑誌・単行本などでは何故こういうことを指摘してくれなかったのでしょうか(下の追記2)?もっとも、平地は殆んど30km/h以下でしか走らない、ということであればホイールバランスは必要ないと言えるでしょう。ヒルクライムではワザとバランスを外すことも”あり”かも知れません。

追記1:(翌日)一度バランスをっとった後で翌日にパンクが見つかりました(右上の写真はパンク修理後のホイールバランス)。パッチで修理したのですが、バランスを再チェックしたところホイールが振動するようになっていました(高速域ではパッチ程度でも回転振動が発生することが分かりました)。ホイールバランスの要領(秘訣)は、1)自転車からホイールを外して、2)自由回転させて自然に止まる重心ポイントを見つける、3)マグネットを重心の対角線上の反対側に取り付ける、4)重心ポイントを再チェック、5)マグネット1個では調整不足する場合は2個目の固定位置を回転振動を目安に調整する、とすることでした。マグネット調整法はスポーク本数の少ないホイールでは難しいかも知れません。対角線上にスポークが無いかも知れません。

追記2:(2009年6月17日)トライアスロン関連のブログでホイールバランスと走行スピードの関係を指摘しているサイトがありました。








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