ロードバイクで快適に速く長時間走るためのホイール(その12):ホイールバランスと回転振動の関係は非常に鋭敏でした
18-May-'09 08:23
Age: 1 yrs



Category: Bicycle, Research




前々回(4月19日)と前回(5月6日)に引き続きホイールバランスと振動の関係を更に検討してみました。

センサーマグネットの位置はどの位の範囲で振動を抑えることができるのでしょうか?調べてみたら右上の図のような状態であることが分かりました。丸の中の数値は振動が現れる大体の速度(km/h)を示しています。80km/h位まで回転が振動しないマグネット位置は非常に狭い領域です。スポークも1本だけに限られていました。これだけ狭い範囲だと振動が発生するかどうかで見つけるしかなさそうです。ホイールはバランスが崩れているといつも重い部分が下になって止まりますが、このような静的バランスをとる方法は感度が悪いので微妙なバランスポイントを見つけるのは至難の業であることが分かります。実際に、ホイールバランスをとる目的は自動車でも自転車でも高速回転で振動させないことですから、振動を目安にすることが一番合理的で確実と考えられます。

ホイールの回転振動がこれほど敏感に発生するのは驚きであると同時に、未だ完全に納得したとは感じられません。しかし、測定してみると、マグネットはほぼ狭い範囲でしか振動を抑えられないのも事実です。これは、偶然の幸運によるところも大です。リムがMavicのOpenProでこのタイヤ(グランプリ4000)のように一部の組み合わせでしか実現しないかも知れません。マグネットの重さで調整できたということも偶然と思われます。バランスが崩れ過ぎていても調整は不可能だったし、逆にバランスし過ぎているともっと軽いオモリを付けないとバランスがとれません。

今回は前輪も試してみました。予備のマグネットを利用してみました。速度計を見ながら強制的に50km/h以上に回転させることが難しいので、上記の静的なバランスで調整してみました。マグネット無しでは回転は常に大体バルブに近いある範囲を下にして止まりました。そこで、その反対側で回転の止まる場所が不定になるような位置にマグネットを付けてみました。この調整の感度は余り高くないので厳密な最適位置は分かりませんし、高速で実際に回転振動が抑えられるかどうかも不明です。マグネット無しよりはバランスしていることは確かですが、、(右下の前輪の画像)。

今週末は天気が悪かったのでいつもの40kmコースは走れませんでした。チョイ乗りの感想では、高速でも加速が滑らかで速度が落ち難い乗り心地は前回の後輪のみバランスと同じくらいでした。タイトル通りの高速・長時間のライドで疲労感が違うと期待されますが、体感できるほどであるのかどうかは不明です。週末ライド程度の貧脚では余りメリットを感じられないかも知れませんが、加速の滑らかさの違いは30km/h辺りから出始めている気がします。初心者でペダリングが下手でもスムーズに加速できるというメリットもありそうです。また、高速ダウンヒルの走行安定性が改善していることも期待されます。








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