調べてみました。ハンガーノック(hunger knock)という言葉は英語ではポピュラーな表現ではありませんでした。ウィキペディア英語版の”Glossary of bicycling”によると、最も普通の表現は”hit the wall”というようで、ウィキペディアの該当項目はそちらの方で編集されていました。”hit the wall”という表現は、元々マラソンなどで使われているようで、サイクリングの場合は”hit the wall”というよりも”bonk(名詞;動詞)”と言うそうです(イギリスでは)。
ウィキペディアの”Hit the wall”の項目によると、ハンガーノックは、結局、急性の低血糖症(accute hypoglycemia)と考えた方が良さそうです。そのメカニズムの説明は明快です。元々、普通の大人では、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンの量はカロリー換算で1500~2000kcalということです。そして、普通の大人は高強度のサイクリングやランニングをすると600~800kcal/h位の割合でグリコーゲンを消費するそうです。ということは、エネルギーを途中で補給しない限り2時間少々のサイクリング又は24~32kmのランニングをすると体に備蓄されているグリコーゲンが枯渇するということです。